「ソラニン」 浅野いにお作
浅野いにお、という新鋭漫画家の名作。全二巻。
この漫画、10代後半〜大人とも言い切れない…と自称する方々にはぜひとも読んで頂きたい一作。
種田と芽衣子は大学時代の同級生。
芽衣子は大学を卒業とともに、OLとしてなんとなく、社会人2年目になる。
種田はもともとバンドをやっていて、今はデザイン事務所でアルバイトを続けている。
そんな二人は同棲中。
大人ってなんだろう。
このまま何かに目をつぶって、曖昧な「幸せ」に身をおくことだろうか。
…今、それに感じる矛盾を無視して?
彼らとその仲間達を取り巻く、すごく痛くて荒々しくて、切ない青春ストーリー。
あまりにもこの作品が訴える心情が、ビシビシと直接心に響いて、文章でどう表現してよいのかわかりません。
興味の湧いた人全員に、この漫画をよんでもらって、「わかるでしょ?」と訪ねてまわりたい。
1巻から2巻、この移り変わりも非常に心苦しくて、せつなくて、涙が自然とでてきてしまう。
なんでこんな漫画、描けるのだろう?
是非とも、興味のある方!!
ヤングサンデーコミックス 小学館 です。
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