イラストの売り込みがどうのこうの、というはなしの続き。
とにかく売り込にいく為には、電話でアポイントメントをとらなければいけない。
だから、散歩の達人の交通新聞社さんに電話をした、
ら、電話の最中にぐらんぐらんと、ちょっとやばいな、という具合に建物が揺れた。
・・・3日ぐらい前に、夜中にシャンプーで気持ちよく頭を洗っていた所、すっと、目の前が真っ暗になった。
裸であわあわの頭、夜中でまっくら。
どうやらうちの界隈だけでの停電だったようだ。
まっくらな中、どうやらわがやの水道は電気を必要とするらしく、水も出ない。
桶にたまっていたお湯で頭のあわをおとして、裸の体に服をまとい、携帯の明かりを頼りに、山歩きにつかうヘッドランプを棚からだした。
単三電池から生み出される頼りない明かりが、こんなにも心のよりどころになるとは思わなかった。
・・・という新鮮な出来事があったさきに、ご存知の地震がきた。
うちの目の前は土手なので、土手に危なくなったら避難している。
揺れる建物の中、ちょっとしたことでぺしゃんこになるのかな、という恐怖がわたしを支配し、そして土手に逃げ出て、揺れが少し収まり、危ないけども、この建物ふきんではこれ以上なんにも起きないだろう、という現実感が訪れる。
土手の上から外に出る人が見える。
子供と避難具をつれて、犬と歩く人がいる。
隣の工場の人々も外に出てきてた。
しばらくして、工場の人は戻った。土手をに出てきた人々の姿もみえない。
周りでは火事も倒壊もない、ちょっとおびえた、いつもの姿。
わたしは極端が嫌いだ。
極端にドラマチックに思う事も、騒ぎ立てる事も。
また、極端にクールに振る舞う事も。
テレビをつけたら、すべてのチャンネルが、各地での災害を大慌てでニュースしていた。
こんな災害をいっぺんに放送できないほど、すごいことが起きているんだって。
・・・ニュースを見ていたら、怖くて仕方なくなった。
現実にわたしの隣近所で起きていない災害に飲み込まれて、もういますぐにでもやばい状態なんじゃないかって。
だから、わたしのいいたい事はこれ。
極端を嫌う私が、ここぞとばかりに主張するこの言葉は、きっと極端で誰かをいらだたせるかもしれない。
でも、
テレビはなんでもかんでも大げさで、お祭り騒ぎにしすぎだと思うんだ。
敬具
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