うちの犬、パルのスケッチ。
彼女は御歳15歳と半年近く。
今は耳が聞こえなくなっていて、まっすぐしゃきしゃきと歩けない。
モノを描く、という事は、モノを知る、ということ。
対象を描く為には、対象を見つめる。
(じぃぃ〜…)
対象を見つめながら、かたちを把握する。
(ここがでっぱていて、ここがへこんでいて)
対象を見つめながら、質感を感じる
(ここはさらっとしていて、ここはふわふわしていて)
それを紙に描く。
それが絵の、基本の基本。
パルをスケッチした。パルは最近、具合が良くない。
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目の作りを、口の開き方を、爪の具合を、毛並みを感じて。
パルは、どうしても私より先に死んでしまう。
これはどうしようもなくて、とても悲しい事実。
だからわたしは自分の才能に感謝した。
わたしは、パルの全てをみてとれる。描きながらパルを感じて、かたちに残す事ができるのだから。
まだだ、まだもっと残したいんだ。
写真には残せない、私の目から見た、わたしがいままで感じてきたパルってやつを。
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20年以上生きていたので、なんかありえないんだけど、
このままずっと一緒にいれると思っていました。
私もネコの絵を描きました。居なくなった次の日から描きました。
今も部屋に飾ってあります。
私が描いたと思えないくらい、上手くかけた絵です。
たぶん、全部注ぎ込んだんだと思います。